2018年6月

先日、新築4年目の住まい手さんから、床の補修の件でご相談がありお伺いしてきました。

こちらでは30㎜厚の杉の床材をご使用頂いていますが、一部、節が抜けたのでどうしたらいいか?という内容でした。

長く使用していると、床面に対する振動や、材の収縮の繰り返しで、補修部分の節が取れたりパテが割れたりすることがごくまれにあります。

そのまま放置すると、引っかかったり、割れが進行したりするので、今回はその場ですぐに補修することに。

20180609_9_20_53

補修箇所に少し多めにウッドパテを盛ります。パテはホームセンターなどで手に入る市販のものでOK。

20180609_9_22_07_2

内部までパテがよく入るようにヘラで押し込み、最終的に表面が平たくなるよう余分なパテを鋤取ります。

あとは乾燥後にサンダー(#180程度)で表面の凸凹をキレイに仕上げて、塗料をタッチアップすれば完成です。

パテを埋めるまでなら、わずか2~3分、誰でも簡単にできますので、いざという時はトライしてみてください。

(神戸事務所 おおすえ)

Img_6618

大阪・都島にある藤田美術館。国宝や国の重要文化財にも指定されている貴重な美術品を多数所蔵し、特に茶道具のコレクションが秀逸と言われています。

現在は一時休館中で、2020年のリニューアルオープンに向けて建て替え工事が進められているところです。

先日解体前の建物が特別公開されるということで見に行ってきました。

中の美術品はすでに引越を終えた後ということで、建物のみの見学でしたが、この建物というのも日本最初期のRC造であり、中には立派な木組みも見せてあるという見ごたえのあるものでした。

Img_6574

尺を超える棟木の追っかけ大栓継ぎは迫力満点!

Img_6556収蔵庫の中は棚板に至るまですべて杉で、しかも無節材が使われていました(><)。ちなみにレトロ感がたまらないこの扉、取っ手部分だけ再利用予定なのだそうです。

*******************

新しく生まれ変わる美術館の一部に木を検討されている部分があり、いろいろとご相談を受けています。

当然と言えば当然なのですが、先方の一番優先すべき事項は、「いかに美術品に影響がないものを使用するか」、ということ。

自然素材と言えども、木は様々な物質を放出します。人間相手ならサンプルを触ってもらった感覚で話ができますが、何百年を生きてきた美術品相手には、一つ一つデータを取って、更にまたこれから何百年という単位でどのような影響がでるのかを検証する作業は避けて通れません。

おすすめの材が期待通りの数値であればいいのですが、どうなることやら…。こればかりは見守るしかないのですが、結果が気になる今日この頃です。

(神戸・雲林院)