神秘の銘木 黒柿

木童では、木材を扱う専門家として珍しい材を手にしたり触れたりする機会がままあります。

今回、とある案件で黒柿のドアハンドルの製作要望があり、加工組立をして出荷しました。

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黒柿は柿木の突然変異で、写真のように黒い木目が入ったものを指します。立木状態の外見ではまったく違いがなく、実際に伐採してみて初めて黒柿だとわかるそうです。樹齢で100年以上の古木に黒柿が出やすいそうですが、その発生メカニズムはいまだに解明されていません。ゆえに「神秘の銘木」と呼ばれ、非常に希少価値の高い材として古くから高級工芸品や床柱として重宝されてきました。

黒柿の存在は良く知っていましたが、実はこうして実際に手に取り触れるのは初めて。

黒い部分は果てしなく深い黒色の部分がありつつも、浅く薄い墨色の部分があったり、その中に緻密な紋様が見えたり、色々な表情があります。そこに白っぽい辺材部分とのこのコントラスト、磨けば磨くほどに独特の光沢が出るあたりも、まさに「神秘の銘木」という名にふさわしい神々しさがありました。

(神戸事務所 おおすえ)

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