産地 Feed

木童でお付き合いさせて頂いている工場といえば、製材工場や床壁材の加工工場が多いのですが、中にはもっと細かな作業を行う木工所のような協力工場もたくさんあります。

今回はそんな協力工場のひとつ、打ち合わせを兼ねて群馬県は伊香保温泉にほど近い木工所へ行ってきました。

ここでは年代物に近いような加工機が今もなお現役で働き続け、それを扱える数少ない職人さんが集まる加工所

そのため、難しい加工や手間のかかるものに対してもの凄く力を発揮してくれます。

木童ではカタログのパネル材から、スポットの塗装、家具、細かな木工品などなど、大きなものから小さなものまで様々お願いしていて、今回打ち合わせした新たなプロジェクトも、良い方向に動きそうで楽しみです。

Doc03142120180305170931_001_2(神戸事務所 おおすえ)

0b3d44a4s_2

日本全国の杉の産地の頂点に位置する秋田県、その象徴とも言うべく天然秋田杉の伐採禁止から約3年、今の現状を知るべく秋田県は能代の生産者を訪ねました。

天然秋田杉とは、通常の秋田杉とは一線を画す、目あい、強度、狂いにくさを備えた優良材

他の手入れされた人工林ものものとは違い、山深い自然の中でゆっくりゆっくり時間をかけて育ちます。

数年前までは樹齢300年以上の天然ものが市場でもたくさん出回っていたそうですが、今では人工林から伐採される秋田杉でさえも、前年の半分以下の量と言います。

F0070542_815248

そんな中、中杢の幅広の天井板、役物の床柱、柾目の目細な和室造作材などなど、工場内にあるたくさんの在庫を目の当たりにしました。一般材ではない上、和室の減少などで良材もそのほとんどが倉庫の奥で眠ったまま。

在庫は豊富にあるのに売れない、売り先がわからない生産者。かたや欲しいけどどこにあるかわからない、探しても見つからないという消費者。この差を埋めるための仕事はまだまだあると切実に感じた一日でした。

(神戸事務所 おおすえ)

初めまして。

6月から木童に入社した新入社員の 笠原 と申します。

入社して2週間。木のスペシャリストになれるよう、日々勉強させていただいております。

早速、産地の勉強会とご挨拶を兼ねて

まずは木童の原点である長野県上田市に位置する板材加工所に

神戸事務所の小谷と見学させていただきました。

上田駅到着後、南波さんの奥様に美味しいお蕎麦屋さんへ。

010

ボリューム満点でとてもおいしかったです。

板材加工所では、木材として使用できる状態にする為、

南波さんが一つ一つ丁寧に木材に命を吹き込んでいます。

011 サン積みされた木材。

綺麗に並べれれているのは珍しいとのこと。

018_2 養生&人工乾燥装置 

カラマツは、ヤニのベトベト成分を無くす為に処理します。

Imgp3243 補修作業

最終仕上げに、ヒビ割れた木目もパテに埋めます。

このように丁寧な物づくりに懸ける職人さんの想いを

お客様へ伝えていくことが大切であることを再認識させていただきました。

これからも、このような見えない部分を伝えていきたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

(東京ショールーム 笠原)

 

20150514_14_00_30

来月に瀬戸内海にある離島・小豆島で上棟予定のY邸

材料がプレカット工場に納品されたということで現地高知県へ検品に行ってきました。

ヒノキの産地と有名な高知県ですが、実は杉の資源も豊富。油分が多く、機械等級強度も全国平均を大きく上回る優秀な材がたくさん出ます。

今回はそんな高知県産の杉・桧を同じく高知県内のプレカット工場で加工して出荷します。

入荷した材料も見た目、乾燥レベル、材の質、どれをとっても問題のないものでした。

ちなみにここのプレカット工場は、機械設備は必要最低限のラインにとどめ、重要な個所は基本手加工というスタイル。そのため加工部のスタッフはほぼすべてが大工さんという異色のプレカット工場です。

だからこそ、細かな対応が可能で、難しいリクエストにもしっかりと応えて頂けます。

今回も材、加工共にきっと満足頂けるものがお届けできると確信して帰路につきました。

(神戸事務所 おおすえ)

先週末、京都は北山杉の産地へ、
建築士の先生と、宮大工さんをご案内しました。

数寄屋の別荘の建てるため、産地の視察と選木が目的です。

まずは桁丸太の専門店を訪ねます。

長さ6m材とか7m材とか、長いものでは12m材!などが並びます。

1本ずつ下から丸太をみてゆきます。

肌がいい木、素直な木、個性のある木・・・ひとつひとつの個性があります。

そのなかから、御施主さんの雰囲気に合うものを選びます。

5

1_2

ここ北山の桁丸太は下の写真のように、

上の方に、ほんの少しだけ葉っぱを残すように枝を落とし木の成長を抑制、
また、隣り合う杉の木の葉っぱが触れあうくらいに混ませることで、木をまっすぐ伸ばすなど、手入れによって、木をコントロールして育てられております。

こうすることで、6mも10mも、12mも
まっすぐで根元~先の方まであまり太さに差のない丸太が採れる木を育てられます。

2

一方、北山以外の「桁丸太」は、一般材向けに育てた杉のなかから、
比較的通直できれいな丸太を桁丸太に転用されているため、
一般の「桁丸太」とは、ちょっとわけが違います。

ただ今では北山でもここまできちんと手入れをされることはいなくなってきているとか。

生産者は、こうした文化・技術を残してゆこうと、
この林で音楽会を開くなどの取組みもされています。

さて、次は、柱材。

こちらも、候補の丸太を1本ずつ通直性や肌の具合を見ながら
採用する丸太を選んでゆきます。

3

丸太を用いるということは、四角く製材された材と異なり、
木が育ったままがあらわれる丸太の肌をそのまま建築に入ってくるので、真剣勝負です。

と、気付いたら外は真っ暗。
なかなか充実した一日でした。

選木には、あと何回か、北山を訪ねることになりそうです。
よろしくお願いいたします。

最後に、北山の風景。

1_2 整然と並ぶ杉が美しい!

(神戸 ツカモト)

今回は、木童の人気商品である、幅広の床材の産地である、

四国は徳島県で製材されている相生杉の葉枯らし乾燥を見に行ってきました。
台風が近づいていたこともあり、天候次第では、危険とのことでしたが、
当日は、台風が逸れてフェイン現象が起こるほど、良い天気でした。
道中、車から降りて休憩していると、野鹿が現われ、歓迎してくれているようで
とても感動しました。
さて、今回の目的は丁度、冬から春にかけて切った杉を葉枯らし乾燥している
時期なので、葉枯らし乾燥を見る事と、実際に山に入ってどんな杉から
木童の床材として商品になっているのかを見学にいってくることです。
Aioisugi
木童では、60年以上経った杉を10~3月に切り、そこから3~4ヶ月そのまま
山で葉っぱの付いたまま乾燥をさせて、製材し、3~4日間桟積みしてまた1ヶ月位天然乾燥
させています。
天然乾燥が終わると人工乾燥を1週間かけて、約1ヶ月養生をします。
相生杉の床は厚さ30mmに商品の仕上がり寸法にするのですが、この時点では厚みが
40~45mmの板です。
最後にサンダーをかけて厚みを30mmまで削る事によって、それぞれ個体差のある板を
無垢の欠点と言われる空いたり、反ったりということのない様に仕上げていきます。
この様に無垢の木材でも、しっかりと時間と、手間を掛けて製材することによって
空いたり反ったりすることのない商品となります。
さらに、木童の相生杉の床材に関しては、幅広ということもありますが、杉の根下から4mまでの
一番玉と4mから8mまでの二番玉のみを使用しております。
木は根元の方が太く、上に行けばいくほど細くなっていくので、木童の相生杉の床は根元の方の
部分からとった材料から製材しています。
また、根元のほうが節も少ないのですが、木童の場合はさらに、枝が生えていない側の材料
からしか床材の商品として出荷していません。
また、樹皮もしっかりと綺麗なまま成長している木を選んでいるので、本当に生産者も
拘って関わる人々の想いが詰まっています。
Photo_2
余談ですが、今回初めて山に入って伐採している場所へいったのですが、
不注意から足を滑らせ、危うく怪我をするところでしたが、製材所の平井社長に助けて
頂き、事なきを得ました。
ヒヤリと冷たいモノが体に走りましたが、今回産地に行き、伐採の大変さや、製材所での
管理・加工等を見て、山から商品として出荷されるまでに携わる皆様の想いを改めて感じることが出来ました。
これからは、今まで以上に木童の商品一つ一つの産地のことや加工している方々の
想いを一緒にお届けして行きたいと思います。
Photo
東京ショールーム 中野

神戸より高速道路を飛ばして約4時間。

島根県大田市にある地松専門工場「石東林業商会」さんに行ってきました。

創業以来93年間、地松一筋にやってこられた製材所です。

これまで長野や岩手で赤松の工場に行かせてもらったことがありますが、「専門」工場は初めてです。むしろ赤松の取扱量が減っているという話を聞くこともある中、まじめに地松一筋、扱う商品も増やしていこうという企業姿勢。木童としてもなんとかお手伝いしたい、応援したいという気持ちを持ってお付き合いしています。

Dscf0156 

5代目の松井社長にお話を伺った後、工場を案内してもらいました。

Dscf0165 Dscf0157_2Dscf0160

工場に入った途端、松の良い匂いに包まれます。桧や杉より優しくて、なんだか懐かしい感じのする匂い。
土場には大きな丸太が転がっていて、こんなに大きな松もあるんだという純粋な驚きを提供してくれます。

一番右の写真は出荷待ちをしていた梁桁材の製材品です。すべて人工乾燥材で、プレーナー仕上げまでして出します。こことは別の場所にある工場の方に、さらにたくさんの在庫を持っています。

松なんてもうないと思っている方も多いようですが、あるところにはあるんですよ!

価格は大きなものになると高くなってきますが、4m以下で240mm以下くらいの寸法であれば、杉材と比べてもそれほど大きな差は出ません。

地松に興味ある方、ぜひお問い合わせください。もちろん木材利用ポイントの付与対象製品です。

**********************


帰りに平成の大遷宮を終えたばかりの出雲大社に寄ってお参りすることもでき、久しぶりの1泊2日の出張はとても充実したものになりました。

023 022 ←おまけの出雲そば。


(神戸事務所 雲林院)

「試験した結果、私の県の杉は、硬いらしいです。」

木童で仕事をしていると、こういう事を言う杉材の生産者や県の林務課の人がよくいます。

杉の気乾密度は大まかに0.37前後と言われています。

確かに品種や産地によってもばらつきがあるのですが、それ以上に個体差による差があると云えます。

Img_1690_2

先日訪れた新潟県五泉市、

直径1mを超える杉が多数あり、手入れも行き届いているの良い材になるでしょう。

硬さを求めるなら松の密度は0.53ですから、確実に杉より硬いですので、硬さを求めるなら松のほうが良いといえますが、そんな選び方が建築に使用する木材の選び方なんでしょうか?

硬い=強いは割と正しいと言えると思いますが、絶対ではありません。

木材の実大破壊試験では、気乾密度の高い木材が強度が高いとは、なっていません。

確実に強いと云えるのは、より太いことです。

杉は成長が早く、日本のほとんどの地域で生産されています。

ちょっと乾燥には手間暇がかかりますが、加工性もよく、軽くて丈夫な木材です。

大きな木材も比較的低価格で供給されています。

産地間で競争をするのではなく、国産材の使用比率が輸入材に対して低く20数%しかないことを改善するために、杉の地位向上を計らなければいけないと考えます。

wrote nishida

朝から、南部くりのデッキ材の問い合わせがあり、

さっそく、岩手県の産地へ電話をかけて相談。

規格外の仕様なので、あてはまる木があるか土場をみてもらうのですが・・・

ここ雪国はこれから雪で木出すのも大変で。今年は寒いし雪多いし・・・」と、

いつもより少し息づがいが荒い感じの声色。

 

私のいる木童神戸事務所でも、朝から寒い寒いと言っていたけれど、空はお天気◎

電話越しに伝わってくる、南部くりの産地とは全然違うな。

 

と思いつつ、次は北前ひばの産地、能登半島の方と電話でやりとり。

こちらも冷たい空気が伝わってきそう。。海も近いし風もあるのかな。。

 

木童のみんなは全国の産地の方々と、

一日何遍も電話でやりとりしています。

電話向こうは台風が来ていたり、お祭りだったり、今回みたいに大雪だったり。

そりゃ、各地域まったく違う森があるのですもの。

 

とはいっても、それを感じさせないほどのお仕事ぶりには感謝です。 

 

年末年始は寒波が来るようですね。みなさまお気を付けください。

 最後に、岩手の南部くりの土場の様子を。
3月末日に訪ねたときのものです。
雪はありますが、厳しい冬は終わっています。

RIMG0141

 

 

 

 

 

 

 

 

(神戸事務所 塚本)

昨日ご紹介した、「西脇の家」本日、晴天のなか、無事に上棟致しました。

ご主人と、設計事務所アトリエボンドさんと、構造材と床材の産地を訪ねたのがちょうど一週間前。

RIMG1165宮崎の林業地

むこうで確認してきた材を迎えるカタチでの建前です。

そのうえ、今回は通常の建前をしながら、

同時に壁合板と断熱材も一気に施工してしまおうという計画。

構造自体は従来とまったく変わりありませんが、
工期短縮断熱性能アップのいいとこ取りをしようという試み。

↓わかりますか?すでに壁面のあるところへ横架材を差し込みます。

RIMG1220   

 

 

 

 

 

 

 

朝から柱を立てはじめて、

夕方には壁断熱と同時進行で、上棟しました!

DSCF0079


 

 

 

 

 

 

 

 

お施主様のご家族みなさまと、その暖かいおもてなしのなか、

ふだんの建前よりも圧倒的に多い仕事量にも関わらず、

監督さん・大工さんみなさま、朝から夕方6時まで、パキパキ働かれ、
最後は屋根野地まで終え、
無事に上棟式が執り行われました。

DSCF0111

  

やはり、上棟はほんとうにめでたいもの。

私も、嬉しい気持ちで、
夜は、戴いたお赤飯とお酒をご馳走になりながら、
ご主人が、木童の住宅相談会にお越しになられたことにはじまる、
西脇の家が今日を迎えるまでのいろいろなこと思い出しました。

さあ、これから1月半、無事に工事が進み、いいお家になりますように!

みなさま、本日はほんとうにありがとうございました。
そして、これから、よろしくお願い申し上げます。

(神戸事務所 ツカモト)